お母さん、あなたも十分年寄です。

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Mysterious still life with blak candles, crystal ball and rose on witch table. Esoteric, gothic and occult background with magic objects. Halloween fortune telling concept.

今から10年くらい前、母は日帰り温泉で倒れ救急車で運ばれ入院しました。
手術も無事終わり、体調も安定すると在宅介護のサービスを利用し、自宅で生活するように言われ退院しました。
入院していた病院の介護福祉の担当スタッフさんが、自宅の近くのケアマネさんを紹介してくれました。

その日はケアマネさんと母と父、そして私の4人でサービスについてのプランを検討する事になっていました。
ピンポンとインターフォンが鳴りケアマネさんがいらっしゃいました。
そして母の介護度で受けられるサービスや、システムなどの説明を受けていると、なんだか母が仏頂面。それは終始続きました。

ケアマネさんがお帰りになってから母の口から出た言葉は「あんな私より年寄みたいな人、嫌だ」との事。
いやいや、お母さん、あなたもけっこうな年寄ですよと私は思ったのですが、そのケアマネさんは、見事な白髪で、それは、それは綺麗に真っ白でした。
でも、言葉もハキハキしているし、姿勢も良いので、私には全く年老いて見えなかったのですが、母にはあの白髪がいただけなかったようです。

その後、母はデイケアサービスに行っても「あんな年寄ばかりの所、嫌だ」と言って行くのを止めてしまいました。
私はもう実家を出ているので、父に協力してもらいながらずっと自宅に居たようです。

時々、 介護に疲れた父が、私の嫁ぎ先に電話してきて、 わがままを言うので困り果ててると言っていました。
私は一人っ子で、おまけに車椅子ユーザーなので、母の介護できるわけではないので、父に「大変だね。手伝えなくてごめんね。」と言うしかありませんでした。
私が役所に行ったり、病院の職員さんと話したりして、一生懸命少しでも多くの介護サービスを受けられるようにしたのに、あっという間に介護保険は終了となったのでした。

今年、母は75歳、後期高齢者です。
何かあればまた福祉のサービスを受けて生活する事になると思いますから、その時は介護関係の方々とうまくやってくれることを祈ります。